みなさんこんにちは!
つぼです(●´ω`●)ノ
この間鹿島しのぶ先生の「『また会いたい』と思われる人」について紹介しました
(本の紹介はこちらの記事へ)
今回は同じ系統で「人望が集まる人の考え方」を紹介します
著者はアメリカで心理カウンセラーをしているレス・ギブリンさんです。なんとこの本の原著は1956年に刊行されたということで半世紀以上にもわたりロングセラーとなっている本です。世界的に有名なので知っている方もいらっしゃるかもしれません。
僕がこの本を読もうと思ったのは、ボランティア団体の代表をやっていて人望が集まる人になりたいな、先輩になりたいなと思っていた時に買いました。
この本はただ方法を列挙するだけではなくて人間関係をよくするために理解しなければならない人間の習性から話が始まるので、方法だけにとらわれない根本から「人間関係をよくする方法」を学ぶことが出来ます。
それでは本の内容に移っていきましょう!
成功と幸福のカギ
だれもが人生において成功したいし幸福になりたいと思っているのではないでしょうか?
この本の著者であるギブリンさんは
成功と幸福のためには人間関係の技術が大切
と言っています。
そして
人間関係の技術には人間の習性への理解が大事であり、この根本を理解することで人とのより良い関係性を築くことができるようです。
では人間の習性の基本的な秘訣とは一体何なのでしょうか
それは
人はみな、自尊心を大切にしてほしい
ということです
つまり人とうまくやっていくには
相手の自尊心を傷つけてはいけない
ということになります
人はみな多少なりとも自分本位で自分に強い関心があり他人に重要だと認められたがっている
というのです
これに僕はすごい納得しました
みなさんも誰かに認められたがって行動することって結構あるんじゃないでしょうか?
僕もよくあります。特に最近だとSNSの流行でそれがよく分かりますよね
そして、この認められたがっているという欲求に対して
ほめたり重要性を認めて、相手の価値を認めてあげることが大事
そのために相手1人1人が独自の価値を持つ存在として大切に敬意を払う必要がある
と言っています。
ここまでが人間の基本的な習性です。
もうここまででかなり人間関係に対するエッセンスが詰まっていてお腹いっぱいな感じですがさらに詳しい方法も紹介してくれています。
今回はその中から3つ紹介します!
友情をはぐくんで成功する
1つ目は友情をはぐくんで成功するための方法です
その方法とは
笑顔です。
笑顔を向けられて嫌な気持ちになる人っていないと思います。
それは笑顔が親愛の情を伝えるだけでなく、相手に対して「微笑みかける価値のある存在」だということを伝える手段でもあるからです。
これは先ほどの「重要だと認められたがっている」という話とよくつながっていますよね。
微笑みかけることで相手に
「私にとってあなたは微笑みかけたいくらい重要な存在なんですよ」
というメッセージを伝えることが出来ます。
さらに、相手に対して自ら友好的な態度をとることで人間関係は劇的に変化するとも書いてあります。そのためには「相手は自分を好いてくれる」という前提のもと動くとよいようです。
確かに、僕の周りでみんなに好かれるような人を思い出してみると
いつも笑顔で自分から人に話しかけに行くような人でした
いつも笑顔でいるのは大変だしキャラじゃないという人は目と目があったら微笑むくらいから始めてみるといいと思います。それだけでかなり印象は変わるのではないでしょうか?
ちなみに、僕は笑顔のかわいい子がタイプです。
効果的な話し方で成功する
さて2つ目は「効果的な話し方で成功する」方法についてです。
その方法は
相手の話に耳を傾けること
です
相手の話に耳を傾けているだけで
あなたの話には聞く価値がありますよ
というメッセージが伝わります。
そしてそのためのさらに具体的な方法を3つ紹介します
それは
相手の話をさらに引き出す
話し手が話し終えるまで話題は変えない
聞いてから自分の意見を伝える
です。
「相手の話をさらに引き出す」ためには話が終わったら「最後の点をもっと詳しく教えてください」とか「あなたの考え方をもっと知りたいです」と言ってさらに話を引き出すことで相手を喜ばせることが出来ます。
そして「話し手が話し終えるまで話題は変えない」ことで話し手が話してるテーマへの関心を伝えることが出来ます。たとえ、途中で話したい話題が自分の中で変わったとしても我慢しましょう。
「自分の意見を伝える」時は話し手の言葉を使って意見を伝えると相手にちゃんと話を聞いていたことが伝わりながら相手の賛同が得やすくなります。「今おっしゃられたように」とかですね。
聞きながら相手をいかに気持ちよくさせられるか、を意識しながら行ってみましょう!
うまく人に働きかけて成功する
最後は「うまく人に働きかけて成功する」方法です。
今回は、ほめる方法を紹介します。
「ほめる」なんて簡単じゃないか、と思いませんでしたか?
それが意外と簡単じゃないんです
ここでほめる際のポイントは
行為や性質をほめる
ことです
例えば
美しい → 髪が美しい
のようにです
こうすることで相手に注目していることが伝わります。
また相手にとっても褒められている具体的なポイントが分かるのでさらに伸ばすべきポイントが分かりより良い成果が得られます。
みなさんも周りの人をほめる時はぜひ「どのような行動がよかったのか」「どのポイントが良いのか」具体的にほめてあげてくださいね!
気付きとTODO
ということで「人望が集まる人の考え方」の紹介を終わります。
僕がこの本を読んだ中での気付きは
・相手一人ひとりに重要感を持って期待していることを伝えることで信頼は得られる
・重要感を伝える際には相手に目をかける
・ほめ言葉はあいてに重要感を持たせるファーストステップ
そして読んだ後に行うTODOは
・まず自分から笑顔で話しかける
・相手の具体的なポイントをほめる
・相手と自分は異なる存在であることを前提に生きる
です。
半世紀も読まれ続けているということは人はずっと自尊心を大切にしていてそれを尊敬する相手を求めているということですよね。
これは人間の基本的な習性なのでこれからの未来も変わることはないと思います。
そして、この習性を理解しそれを踏まえた行動をすることでこれからの将来長い期間にわたって人望を獲得し続けられる、ということですね。
みなさんも相手の自尊心を尊重してあげることで人間関係は大きく変わるのでぜひ実践してみてください!
本の中には紹介しきれなかったお話がまだたくさんあるので興味がある方はぜひ読んでくださいね!
それではまた会いましょう~!(●´ω`●)ノ